見直しの必要がありませんか
長く続けているものほど、私たちは見直さなくなります。
保険。
投資。
仕事。
人間関係。
そして時には、
生き方そのものも。
「前からやっていることだから、大丈夫」と
なんとなくそう思っているうちに、状況は少しずつ変わっていきます。
その結果、かつては最適だった選択が、
今の自分には合わなくなっていることも少なくありません。
この記事では、海外積立の見直し事例をごく簡単にご紹介します。
しかし、本当にお伝えしたいのは投資商品の話ではありません。
人生の選択肢を守るために、なぜ定期的な見直しが必要なのか。
そのことについて、お伝えできたらいいなと思います。
長年積み立てていたのに、思ったほど増えていなかった
今回の事例は、40代前半の経営者(独身男性)の方です。
香港のIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)を通じて、ITA(インベスターズトラスト)とRL360という海外積立商品を利用されていました。
およそ10年という長年にわたり、積み立てを続けてきた結果は次の通りです。
- 積立総額:54,000USD
- 現在価値:61,639USD
- 運用利回り:約14.1%
数字だけを見ると、損をしているわけではありません。
むしろプラスです。
しかし、長い年月をかけて積み立てを続け、為替変動リスクや市場リスクも受け入れてきたことを考えると、「思ったほど増えていない」というのが率直な印象でした。

問題は損をしていたことではない
今回の事例で大切なのは、「損失が出ていた」という話ではありません。
本当の問題は、
「見直しが行われていなかったこと」
です。
投資商品は、一度契約したら終わりではありません。
市場環境も変わります。
利用できる金融商品も変わります。
自分自身の年齢やライフステージも変わります。
それにもかかわらず、
「積み立てているから大丈夫」
「昔勧められたから大丈夫」
と思い込んだまま放置してしまうケースは少なくありません。
実は、
資産運用で最も怖いのは暴落ではなく、
無関心なのかもしれません。
今回行った資産の見直し
今回は資産状況を確認した上で、
- ITAは全解約
- RL360から引き出し可能な資金を回収
という判断を行いました。
そして回収した資金は、オフショア資産管理口座へ移し、一部を手元資金として確保したうえで、新たな資産設計へ組み替えました。
ここで重要なのは、どの商品を選んだかではありません。
「今の状況に合わせて設計を見直したこと」
です。
資産運用は購入した時点で終わりではなく、その後のメンテナンスこそが大切なのです。
私たちは商品を買っているのではない
投資や資産運用の話をしていると、
「どの商品が良いですか?」
という質問をよく見かけます。
しかし、本当に大切なのは商品ではありません。
「どこに資産を置いているのか」
です。
同じ投資でも、
- どの市場にアクセスしているのか
- どのような仕組みで運用されているのか
- リスクとリターンのバランスはどうか
によって結果は大きく変わります。
これは海外積立だけの話ではありません。
NISAも。
保険も。
日本株も。
投資信託も。
すべて同じです。
何を持っているかよりも、なぜそれを持っているのか。
その理由を説明できることが大切なのだと思います。
投資で一番怖いのは放置
車には車検があります。
健康には健康診断があります。
ところが資産運用になると、何年も確認していないという方が少なくありません。
もちろん、長期投資そのものは大切です。
しかし、
「長期保有」と「放置」は違います。
定期的に確認し、
今の自分に合っているかを見直す。
必要であれば修正する。
その繰り返しが、将来の選択肢を守ることにつながります。

人生も資産も、時々見直した方がいい
今回の事例で増えたのは、資産だけではありません。
「選べる状態」が戻ってきたのです。
私はこれまでの人生で、
仕事の選択肢。
働き方の選択肢。
お金の選択肢。
そしてワインを通じた
新しい世界との出会いによって、
人生の景色が変わる瞬間を何度も経験してきました。
だからこそ思います。
人生の自由とは、
たくさんのお金を持つことではなく、
必要な時に自分で選べることなのだと。
一度決めたことを続けるのも大切です。
しかし時には立ち止まり、
「今の自分に本当に合っているだろうか」
と問い直すことも同じくらい大切です。
選択肢は、持っているだけでは意味がありません。
気づき、見直し、必要な時に選べる状態であること。
それが人生の自由につながるのだと思います。
あなたは今
何を放置していますか?
ぜひこの機会に
「見直し」を進めてみてください。


