なぜ人は騙されるのか|共通していた3つの思考パターン

投資とお金


投資をしてお金を増やそうとしたつもりで、大金を失ってしまう。

そんなことがあれば、悲しいし情けない思いになってしまいます。

 

「投資」でお金を失う原因の一つに詐欺があります。


最近はSNSやメッセージアプリを使った投資詐欺も増え、

「まさか自分が」

と思うような人が被害に遭うケースも珍しくありません。

 

相場の上下で損をすることももちろん悲しいですが、詐欺でお金を失うのは、悲しくて情けなくてやりきれない気持ちになります。

そしてお金は基本的に、戻ってきません。

 

投資に損失でお金を失うのと詐欺でお金を失うことは、現象であっても、その意味が全く異なります。

 

 

詐欺は投資系だけではありません。

ロマンス詐欺。

警察官や弁護士を名乗る特殊詐欺。

 

それにしても、

手口は違っても、なぜ人は騙されるのでしょうか。

私なりに考えてみたいと思います。

騙される方が悪いのではない

最初にひとつだけ、はっきり書いておきたいことがあります。


それは、

騙される方が悪いのではない

ということです。

 

もちろん、被害を防ぐために知識や警戒心は必要です。

 

しかし、それとこれとは別の話です。


例えば、

「ミニスカートを履いていたから盗撮されても仕方がない」

とはなりません。
 

悪いのは犯罪者です。

 

同じように、

人を騙してお金を奪う方が、悪いに決まっています。

 

そして、

被害に遭ったことがない多くの人が、知らないことがあります。

 

それは、

詐欺師は他人を騙してお金を奪うために
想像以上にお金と手間をかけている

ということです。

 

投資詐欺であれば、

豪華なオフィスを借りたり、

成功者を演出したり、

高級車を並べたり、

時にはエキストラを雇ってまで、事業が順調に進んでいるように見せることもあります。


「いい事業を展開している会社」に見せかけるために、チャリティ事業を運営したり、開催したりすることもあります。

もちろんその資金は、皆さんから騙し取ったお金です。

  

ロマンス詐欺では、何か月もかけて信頼関係を築きます。

特殊詐欺では、複数人が役割分担をしながら不安を煽ります。

時には、自分の家族までも巻き込むことを示唆したりして、身動きを取れなくします。

  

彼らは素人ではありません。

人を騙すプロなんですね。

 

だから被害者を笑うことはできません。

 

むしろ、

「自分だったら絶対に騙されない」

と思った瞬間こそ危ないと思った方がよいですよね。

 

詐欺に遭う人は馬鹿だから騙されるのではない

詐欺の被害者というと、

知識が足りない人や判断力の弱い人を想像するかもしれません。

 

しかし実際には、

真面目な人。

優しい人。

責任感の強い人。

 

そんな人が被害に遭うことも少なくありません。

 

なぜなら詐欺師が狙っているのは、

知識の隙ではなく、

感情の隙だからです。

 

人は冷静な時には騙されません。

不安な時。

寂しい時。

焦っている時。

何かを強く望んでいる時。

 

そういう時に判断を誤ります。

 

だから詐欺の本質は、

お金の問題というよりも、

人間の心理の問題なのかもしれません。
 

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思考パターン① 「自分は大丈夫」

被害者の多くは、

「まさか自分が騙されるとは思わなかった」

と言うそうです。

 

これは少し不思議な話です。


なぜなら、

交通事故に遭った人も、

大きな病気を経験した人も、

似たようなことを言うからです。

 

もちろん過度に不安になる必要はありません。

 

しかし、

「自分だけは例外」

と思い始めた時、

人は警戒心を失います。

 

私自身も投資を始めた頃、

「自分は冷静に判断できる」

と思っていた時期がありました。

 

今振り返ると、

その思い込みこそが危なかったように思います。

 

相場も詐欺も、

過信した人から足元をすくわれるのかもしれません。
 

思考パターン② 「早く解決したい」

投資詐欺に遭う人は、

お金の不安を早く解決したい。

 

ロマンス詐欺に遭う人は、

孤独を早く埋めたい。

 

特殊詐欺に遭う人は、

恐怖や不安を早く消したい。

 

一見すると別の話に見えます。

 

しかし本質は同じです。

 

それは、

「早く楽になりたい」

という気持ちです。

 

もちろん、それ自体は悪いことではありません。

 

誰だって不安から解放されたいし、

安心したいものです。

 

ただ、

人生の大切な問題ほど、

簡単に解決できることは多くありません。

 

だからこそ、

「今日だけ」

「今すぐ」

「すぐに儲かる」

「すぐに解決できる」

という言葉には注意が必要なのだと思います。

思考パターン③ 「誰かに答えを委ねたい」

有名人が勧めていた。

専門家が言っていた。

信頼している人が紹介してくれた。

 

だから大丈夫だろう。

 

そう思った経験は誰にでもあると思います。

 

もちろん専門家の知識は大切です。

私もワインを学ぶ時には専門家の意見を参考にします。

 

投資でも同じです。

 

しかし、

参考にすることと、

判断を丸投げすることは違います。

 

肩書きや知名度を見た瞬間に、

自分で考えることをやめてしまう。

 

そこに危険が潜んでいます。

 

またご存知ない方も多いですが、

世の中には

単純にお金を出すだけでもらえる肩書がたくさんあります。


つまり、お金で買える肩書も少なくないということです。

 

私自身、

投資を続ける中で繰り返し考えるようになったことがあります。

 

それは、

「なぜ自分はそれを選んだのか」

ということです。

 

ビットコインを持つのも。

ゴールドを持つのも。

ワインを保有するのも。

 

誰かが勧めたからではなく、

自分なりの理由があるかどうか。

それが長い目で見ると大切なのだと思います。

 

詐欺に遭わないために本当に必要なこと

詐欺に遭わないためには、

疑い深くなることだと思われがちです。

 

しかし私は、

それだけでは足りないように思います。

 

本当に必要なのは、

自分で考え、自分で選ぶ力を育てること。

「自分は大丈夫」と思い込まないこと。

焦って判断しないこと。

誰かに答えを預けないこと。

 

その積み重ねが、

お金だけでなく人生の選択肢を守ることにもつながります。

 

詐欺とは、

お金を奪われることから始まるのではありません。

  

焦りや不安で

誰かに頼りたい、すがりたい。

 

そんな心理とともに

自分で考えることをやめた時に、

静かに始まっているのだと感じています。

 

だから私は今日も、

「なぜ自分はそれを選んだのか」

を問い続けたいと思います。

 

それが、お金にも人生にも振り回されないための、小さな習慣になる気がするからです。

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