2025年ボルドー・プリムールは“買い”なのか?

ワイン資産


毎年この時期になると、ワイン界の空気が少しだけ変わります。

 

2025年秋に収穫された葡萄から作る、まだ瓶詰めもされていないボルドーワインに、
世界中のプロが集まり、味を確かめ、未来の価値を見極める。

 

それが「プリムール」です。

 

ただ、今年は少し様子が違います。

 

葡萄の出来に恵まれ、ワインの出来は良い。
 

それなのに、市場はどこか静かです。

 

この違和感は、ただのヴィンテージの話ではなく、
“ワインの買い方そのもの”が変わる前触れなのかもしれません。

 

この記事では、

2025年ボルドー・プリムールについて、
評価・スケジュール・価格のポイントを整理していきます。

 

プリムールとは何か

プリムールとは、

瓶詰め前のワインを樽の状態で購入する仕組みです。

 

・比較的早い段階で確保できる
・将来、瓶詰めされてから手元に届く
・価格上昇の可能性もある

いわば、
「未来のワインを、少し早く手に入れる仕組み」です。

 

2025年プリムールのスケジュール

今年も基本的な流れは例年通りです。

・4月:現地試飲(プリムール週間)
・4月末〜5月:評論家レビュー公開
・5月〜6月:シャトーが価格発表・販売開始
・6月〜7月:販売終了
*ただし、売れ行きによっては年末くらいまで販売されることも

この約2ヶ月間で、

その年のボルドーの評価と“空気”が決まります。

 

2025ヴィンテージの評価

現地の試飲情報を総合すると、
今年のワインはかなり魅力的です。

・収量はやや少なめ(凝縮感がある)
・酸がしっかりしている(バランスが良い)
・アルコールは比較的控えめ(上品な仕上がり)

一言でいうと、
「力強さと繊細さが共存している年」だそう。

 

またスタイルとしては、

・丸みのあるリッチなタイプ
・緊張感のあるクラシックなタイプ

両方が見られ、造り手の個性が出やすいヴィンテージでもあるようです。

 

それでも市場は静か

ここが今年の核心です。

ここ数年の流れを振り返ると、

・2022年:品質は非常に高いが、価格が高すぎた
・2023年:供給量が多く、やや飽和
・2024年:品質面で評価が伸び悩んだ

 

こうした背景から、

プリムールで買う意味が薄れてきたのではないか

と感じる人が増えています。

 

そのため市場全体に、
慎重で様子を見るような空気が流れています。

 

さらに背景には、
世界的なワイン消費の変化もあります。

飲酒量そのものの減少や、
高価格帯への慎重さが広がる中で、

 

「今、あえて先に買う理由は何か」

 

が、よりシビアに問われるようになっています。

 

今年の最大の注目ポイントは価格

2025年は、

・品質が良い
・収量が少ない(希少性が高い)

 

本来であれば、価格は上がりやすい条件です。

 

しかし現在の市場は、
それをそのまま受け入れる状態ではありません。

 

そのため今年は、

・価格が抑えられるのか
・それとも強気を維持するのか

 

単なるヴィンテージ評価ではなく、
「ボルドーが市場とどう向き合うか」が問われているようです。

 

2025年は“試される年”

2025年のプリムールは、

単に「良い年かどうか」ではなく、

「プリムールという仕組みが試される年」です。

 

良いワインを、適正な価格で届けられるのか。

そのバランスが、今まさに問われているのだと思います。

  

そしてもし、このバランスが崩れたとき、

変わるのは 「価格だけ」 ではない気がします。

 

ワインの買い方そのものが、

変わっていくきっかけになるかもしれません。

 

こうした流れをどう捉えるかで、
 

ワインを“楽しみ”として持つのか、
それとも“資産”として持つのか。

 

その意味合いも、少しずつ変わっていきそうです。

 

プリムールの仕組みが変わるとしたら

もし、プリムールという仕組みが変わるとしたら。

ワイン投資はどう変わるのか。
それでも価値は残るのか。

次回の記事では、

その「もしも」の話をもう少しだけ深く掘り下げていきます。

 

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