投資には興味がある。
でも、
「大きく減ってしまうのが怖い」
「値動きに振り回されるのがつらい」
そう感じる方も、少なくないと思います。
そんな方が知っておきたいのが、「元本確保型ファンド」です。
オフショア投資や海外資産について、自分自身の経験や考え方を書いています。
投資の勧誘や助言を目的としたものではなく、一般的な情報提供としてお読みください。
元本確保型ファンドという選択肢
資産が増えることよりも、
“減っていく不安” のほうが、心に強く残ることもありますよね。
そんな中、オフショアには
「元本確保型ファンド」と呼ばれる仕組みがあります。
以前は日本でも募集されていたようですが、最近はあまり見かけなくなりました。
元本を守りながら、上昇も狙う
「元本確保型ファンド」は、その名の通り、
満期時に投資元本を守りながら、一定の値上がりも狙うタイプの運用です。
元本確保の仕組みには、
世界的な大手金融機関が関わっているケースがほとんどです。
たとえば、
・モルガン・スタンレー
・バークレー
・BNP パリバ
などですね。
もちろん、絶対安全という意味ではありません。
ただ、
「値上がりの可能性を取りにいきながら、一定ラインは守る」
という考え方は、
資産形成において一つの安心材料になることがあります。
「満期まで持たなくてもよい
こういった「元本確保型ファンド」で条件通りに元本が確保されるのは、満期まで運用した時です。
満期まで多くの場合、5年や6年といった期間が必要ですが、別に利益が出ているなら途中で解約しても問題ありません。
後でも述べますが、
含み利益がある程度でているならその時点で解約し、利益を確保。
その上で、新たな元本確保型ファンドにそのまま投資する。
それを繰り返せば、どんどん「確保される金額が上がる」ので、増やしながら守る と言う運用ができます。
むしろ大切なのは、
“利益をどう守るか”
なんですよね。
たとえば、
大きく利益が出ていたとしても、その後に金融不安や急落が来れば、利益が減ってしまうこともあります。
もちろん満期まで持てば元本は守られる設計でも、
「今ある利益を一度確保したい」
そう考えるのは自然なことだと思います。
「増えた分」も次の元本にしていく
例えば
最初に1万ドルを運用し、
数年後に30%増えて13,000ドルになったとします。
次にその13,000ドルを新しい元本確保型ファンドへ入れると、
今度は “13,000ドル” が守られる基準になるんですね。
さらにそこから利益が出れば、
守られる金額そのものが、少しずつ上がっていく。
つまり、
「利益を積み重ねながら、守るラインも上げていく」
そんなイメージです。
このような運用方法は、
『ラチェット運用』
と呼ばれています。
もともとは保険の保障設計などで使われていた考え方ですが、
最近では資産運用にも応用されるようになっています。
特徴は、
「増えた分を、次の“守る基準”に変えていく」
という点。
単に増やすことを狙うだけではなく、
“減らしにくくしながら育てていく”
という発想ですね。

投資において最も重要なこと
投資というと「増やすこと」を目的にされがちです。
でも、投資においてもっとも重要なことは
いかにして守るか
です。
投資は、
・増やす
・守る
・待つ
を分けて考えることも、とても大切なんですよね。
市場環境が良い時は大きく伸びることもあります。
逆に厳しい時期もあります。
だからこそ、
「無理に戦い続けない」
という選択肢を持っておくことも、
長く資産と付き合っていく上では大切です。
投資は、
人生を苦しくするためにやるものではなく、
本来は、
人生の安心感や余白を育てるためのもの。
もし、
「増やしたいけど、減らしたくない」
そんな気持ちを持っているなら、
こういう考え方も、選択肢のひとつとして知っておいても良いのかもしれません。

