つみたてNISAは続けつつ「時間軸」を見直したい50代以降の投資戦略

資産形成


新NISAが始まって数年、

「投資は早く始めた方がいい」「オルカンやS&P500を積み立てて、そのまま持ち続ければいい」といった話を見聞きする機会がますます増えました。

実際、ここ数年は世界的に株価も好調で、新NISAを始めた方の中には資産が大きく増えたという方も少なくないでしょう。

もちろん、新NISAは長期で資産を育てていくための、とても良い制度です。

ただ一つだけ、私が気になっていることがあります。

 

それは、30代などの若い世代と50代以降では、投資の「時間軸」が違うということです。

今日は、その違いについて考えてみたいと思います。

30代と50代では、「時間軸」が異なる

「投資って言ってもお金を運用するんだし、若い人も50代も同じでは?」

そう思われるかもしれません。

 

もちろん、お金が増える仕組みそのものは同じです。

違うのは、そのお金をいつ使う予定なのかということです。

 

30代であれば定年までまだ30年近くありますから、途中で株価が大きく下がったとしても、積み立てを続けながら回復を待つ時間があり、下落局面では安く買い続けることもできます。

一方、50代になると少し事情が変わります。


60代になったら働き方を見直したい。

夫婦で旅行へ行きたい。

家のリフォームも考えたい。

親や自分自身の介護や医療への備えも気になってくる。

  

つまり、お金を

「増やす時期」と同時に、「使う時期」も近づいてくる のです。

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投資で一番避けたいこと

投資には値動きがあります。

リーマンショックやコロナショックのように、大きく下落した場面は過去にも何度もありました。

 

もし、そのタイミングで生活費やリフォーム資金が必要になったらどうでしょう。

本当はもう少し持ち続けたかった。

でも、使う予定があるから売らなければならない。

 

これは、自分で売るタイミングを選んだのではなく、市場に選ばされてしまった状態とも言えます。

 

私は、このような

自ら望まないのに投資をやめなければならない状態を、できるだけ避けたいと思っています。

 

投資で大切なのは、「一番高く売ること」だけではありません。

必要なときに、自分で選べる状態を残しておくこと。

それも立派な資産運用だと思うのです。

 

お金にも、それぞれ役割がある

だから私は、お金を一つの箱で考えるのではなく、役割ごとに分けて考えています。

 

今すぐのお財布

これから5〜10年以内に使う予定のお金です。

例えば、

・生活費

・旅行資金

・住宅の修繕費や家電の買い替え

・車の買い替え

・病気や介護への備え


こうしたお金は、大きく増やすことよりも、「必要なときに安心して使えること」の方が大切です。

現金や定期預金、個人向け国債など、自分が安心できる場所に置いておくという考え方もあるでしょう。

未来のお財布

一方で、20年後、30年後に使う予定のお金であれば話は変わります。

人生100年時代と言われる今、50代でもその先にはまだ長い時間があります。

その時間を味方につけるのであれば、新NISAを活用しながら世界経済の成長にゆっくり参加していくという考え方も十分に合理的です。

 

つまり、

使う時期が違えば、お金の役割も変わる。

ということです。
 

「何を買うか」より、「何のために持つのか」

投資の話になると、

「何を買えばいいですか?」

という質問をよく見かけます。

 

もちろん、それも大切なことです。

 

それと同じくらい、

「このお金は、何のために持つお金なのだろう。」

という問いが、大切なのだろうと思っています。

 

来年使う予定のお金。

10年後に使うお金。

30年後のために育てたいお金。

 

目的が違えば、選び方が変わるのは自然なこと。

商品に正解があるのではなく、時間軸や役割が違うから、その役割に応じた商品を知って持つということが大事になってくるんですね。
 

まとめ|50代は「増やす」だけでなく「調える」時期

長期で資産を育てるための素晴らしい制度 NISAですが、50代になると、お金は「増やすもの」であると同時に、「これからの暮らしを支えるもの」にもなっていきます。

だからこそ、人と同じ投資を自分の考えや計画なしに続けることよりも、自分の時間軸に合わせて、お金の役割を少し整理してみる。

それだけでも、将来の安心感は変わってくるのです。 

 

私自身も、新NISAだけでなく、ビットコインやワインなど、さまざまな資産を保有しています。

それは、「これが一番儲かる」と思っているからではありません。

それぞれに役割があると考えているからです。

 

世界経済の成長を取り込むための資産。

インフレへの備えとして保有する資産。

長い時間をかけて価値が育つことを楽しむ資産。

 

一つだけに頼るのではなく、それぞれの特徴を理解しながら、自分の人生に合わせて組み合わせていく。

私は、そんな資産づくりを目指しています。

 

自分は、何のためにその資産を持つのか。

 

その理由がはっきりしているほど、市場が大きく動いたときにも慌てずに判断しやすくなります。

お金を増やすことも大切です。

でもそれ以上に、自分の人生に合わせた、

人生の選択肢を失わないための資産づくりを大切にしたいと思っています。

 

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「選べる人生」のために、お金を学んでみませんか?

投資の情報は、「何を買えば増えるのか」という話であふれています。

でも私は、それ以上に、

「どんな選択肢があるのかを知ること」が大切だと考えています。

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新NISA、ビットコイン、海外投資、ワイン資産──。

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