やりたいことがあるのに、人生が進まない理由

豊かさの設計

「いつかやりたいことがあるんです」

そう話す人は、少なくありません。

 

また、そんなに強い言葉でなくても

「こうなったらいいなぁ」

くらいの軽い願望は、誰もが持っていると思います。

 

けれど気づけば、
何年も同じ場所に立ったまま。

時間だけが、
静かにきっちり進んでいき、結局 何も変わらないどころか、状況は悪化していく。

年齢を重ねるたびに、選択肢は確実に減っていくものです。

 

人生がうまくいかない理由

それは、「やること」「やりたいこと」ではなく、
「やらないこと」が決まっていないからかもしれない。

 

特別な才能があるようには見えないのに、
少しずつ、自分の望む人生を形にしていく人もいます。


派手な決断をしたわけでもない。
劇的な転機があったわけでもない。

それでも数年後、
まったく違う景色の中にいる。

 

この違いは、
才能や運だけではありません。

 

もっと静かな、
でも決定的な差です。

 

「やらないことリスト」を実行する

投資家として知られる
ウォーレン・バフェットには、

「25/5の法則」と呼ばれる有名な考え方があります。

 

やりたいことを25個書き出し、
そこから本当に大切な5つを選ぶ。

そして残りの20個は――

 

「やらないことリスト」に入れる。

という考え方です。

 

多くの人は、
ここで少し戸惑います。

「どれも大切に思える」
「捨てるなんてもったいない」

 

その感覚は、
とても自然なものです。

選ばなかった可能性は、
まだ美しく見えるから。

 

でも、
バフェットは残り20個を

「余裕ができたらやること」

とは言いませんでした。

 

むしろ、

“最優先で避けるべきもの”

だと考えたのです。

 

なぜなら、

私たちの時間も、
集中力も、
人生のエネルギーも、

有限だからです。

 

いつまでも形にならない人の共通点

一見、
前向きで魅力的な選択肢ほど、

静かに、
大切なものを削っていきます。

  

ときどき、

「やりたいことは全部やれ!」的なことを

いう人がいます。

  

とてもエネルギッシュで勇敢で、

魅力的な生き方に見えます。

  

でも実際には、

何も深く積み上がらないことも多い。

 

やりたいことを、
いつまでも形にできない人の共通点は、

能力不足ではありません。

 

決断を先延ばしにし続けることです。

 

反対に、

自分の人生を少しずつ前へ進める人は、
いつもどこか淡々としています。

 

情熱的に見える瞬間の裏側で、

「今はこれはやらない」
「これは、自分の道ではない」

と、

静かに線を引いています。

 

「やらないことリスト」に加えたほうがいいこと

そして今の時代、
「やらないことリスト」に加えたほうがいいものが、もう一つあります。

 

それは、

“価値観の合わない人の戯言に反応すること”

です。

 

職場でも、
SNSでも、
日常の中でも。


誰かの嫌味、
否定や悪口、
マウント、
雑な言葉。

それらに反応し続けるだけで、
驚くほどエネルギーは削られていきます。

 

本当にやりたいことがある人ほど、

そこに人生の時間を使わない。

「戦わない」
「説明しない」
「反応しない」

という選択を、
静かに覚えていきます。

 

少しだけ意地悪な言い方をすると、

「やりたいことが多すぎる人」は、

まだ本気で、
一つも選んでいないのかもしれません。

 

でも、
それは今日から変えられます。

 

25個も書き出さなくていい。

 

まずは、

「これを続けているせいで、
 本当にやりたいことに使う時間や心が減っているな」

と思うものを、
ひとつ手放してみる。

 

たとえば、

職場で文句や愚痴ばかりこぼしている人への反応です。

 

やりたいことをできる人は、
特別な人ではありません。

やらないことを、
きちんと決められる人です。

 

人生は、
足し算よりも、

引き算のほうが、
案外まっすぐ進みます。

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